SDGsの17番目のゴールは「パートナーシップで目標を達成しよう」です。1人ではできないことでも2人3人と集まればできることがあるし、多ければ多いほど効果があります。

日々の仕事をする中でも、Ａさんの何気ない一言がきっかけとなってＢさんのひらめきを促し、それを聞いたＣさんが更に新たなアイディアを提供し、どんどん良い製品やサービスが生まれていくということがあります。

ネイチャーゲームはそんな自由な人間関係を構築するのに最適なプログラムなのです。

〈フィールドビンゴ〉は、チームビルディングに最も適したものかもしれません。3人1組になり、ビンゴカードにある16の探し物を見つけるアクティビティです。ビンゴカードには数字ではなく、“いい匂い”、“チクチクするもの”、“鳥の鳴き声”など、感覚をフルに活用して探す物が描かれています。

さあ、CAMPieceの校庭で探し物スタートです！

しかし、感覚は一人ひとり違うので、Ａさんが「いい匂い」と思っても、ＢさんＣさんはそうは思わないかもしれません。Ｂさんが鳥の鳴き声を聞いても、Ａさん、Ｃさんは聞き逃しているかもしれません。3人がみなで、そうだねと納得しないと○がつかないのです。自分だけの感覚ではなく、他者の感覚も認め、その“違い”に気づくことがこのアクティビティの大事な部分です。それぞれの違いを認め合い、安心してものが言い合える土壌があって初めて新しいものが生まれてくるのです。

■CAMPieceで行う研修
CAMPieceの美味しい空気、豊かな自然、仲間と過ごす満ち足りた時間。そんな中で自分自身を開放し、自分自身の居場所を確認する。そして、今自分に出来ることは何か？会社として向かうべき方向はどこなのか、どんな手立てを講じれば“持続可能”な会社となり、社会に貢献できるのか、そんな課題を本音で話せる人間関係を築けるのがネイチャーゲームです。一人ひとりの心が解放され、年齢性別役職に関係なく自由にモノが言える関係性が構築されたとき、より強固なチームビルディングへと繋がっていくことでしょう。

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執筆者
公益社団法人日本シェアリングネイチャー協会公認
ネイチャーゲームトレーナー 井上 満 氏
(日本自然保護協会自然観察指導員)