2024.03.25

企業研修

チームビルディング研修に効果的なゲーム15選

「チームワークやコミュニケーションの向上に効果的!」という理由で、ゲームを通して研修を行う企業が増えています。

本記事では、チームワーク向上のためのチームビルディング研修や、ゲーム性のあるコンテンツを検討しているマネージャー、社長、部長などの役員クラス向けに、チームビルディング研修に効果的なゲームを目的別にご紹介します。

チームビルディング研修をゲームで行うメリット

チームビルディング研修をゲームで行うと、次のようなメリットが得られます。

●コミュニケーション・チーム力の向上

●組織の全体像を把握できる

●PDCAサイクルを体感できる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

コミュニケーション・チーム力の向上

チームビルディング研修をゲームで行うと、コミュニケーション力やチーム力の向上につながります。ゲームを通して、普段は業務の話しかしない上司や同僚とも自然とコミュニケーションが取れます。

また、チーム対抗のゲームを行えば、チーム力向上にもつながるでしょう。チーム力の向上は、日ごろの業務でも大いに活かされるはずです。

組織の全体像を把握できる

チームビルディング研修でゲームを行うことで、組織の全体像を把握できるというメリットも得られます。普段は目の前の業務で精一杯になりやすいですが、前後の仕事や組織全体のことを考えるスキルも大切です。

そこで、チームビルディング研修のゲームを通して、参加者の仕事に対する理解や、組織全体のことを考えて共有するスキルを身につけられます。

PDCAサイクルを体感できる

チームビルディング研修でゲームを行うと、PDCAサイクルを体感できます。PDCAサイクルにおける「計画」「実行」「評価」「改善」を、ゲームを通して体感できるのです。

日ごろの業務でもPDCAサイクルを意識できるようになり、より業務を円滑に進められるようになるでしょう。

目的別おすすめゲーム15選

ここからは、目的別のおすすめゲーム15選を紹介します。

アイスブレイクに活かせるゲーム

まずは、アイスブレイクに活かせるゲームです。

アイスブレイクとは、緊張感を和らげることを指します。

アイスブレイクに活かせるおすすめのゲームは、次の3つです。

●自己紹介ゲーム

●バースデーライン

●4つの数字を10にするゲーム

それぞれ詳しく見ていきましょう。

自己紹介ゲーム

自己紹介ゲームは、その名の通り参加者が自己紹介をしていくゲームです。

参加者は、あらかじめ用意されたお題が書かれた紙に、お題に対する答えを書いておきます。お題にするのは、出身地や住んでいる地域のほか、得意なことや苦手なことなどがおすすめです。

お題の紙に沿って、決められた時間内にペアやチームで自己紹介をし合います。全員が自己紹介をし合うまで続けるので、お互いのことをよく知ることができるゲームです。

バースデーライン

バースデーラインは、誕生日が早い順に一列に並ぶゲームです。

一見簡単そうに見えるこのゲームですが、チーム内で並ぶときは会話や筆談は一切できません。ジェスチャーのみでお互いの誕生日を伝えあい、一列に並びます。制限時間が終わったら、先頭の人から順に誕生日を聞いていき、正しい順番で並べたかどうかを確かめます。

ルールは簡単ですが、ジェスチャーのみでコミュニケーションをとるので意外と難しく、盛り上がること間違いないでしょう。

4つの数字を10にするゲーム

4つの数字を10にするゲームは、4つの数字をたし算、ひき算、かけ算、わり算を使って答えを10にするゲームです。

紙に書かれた4つの数字を、チーム内で話し合いながら答えが10になる計算式を作り、どう計算したら10になるのかを説明します。最も多く10を作れたチームが勝利です。

コミュニケーションに活かせるゲーム

次に、コミュニケーションに活かせるゲームを紹介します。

おすすめのゲームは次の5つです。

●マシュマロ・チャレンジ

●ペーパータワー

●人狼ゲーム

●伝言ゲーム

●BBQゲーム

それぞれ詳しく見ていきましょう。

マシュマロ・チャレンジ

マシュマロ・チャレンジは、乾燥パスタ、マシュマロ、マスキングテープを使ってタワーを作るゲームです。

チーム内でどのようにタワーを組み立てるか作戦を練りながら、制限時間内にタワーを作ります。タワーができたら、1番上にマシュマロを置くのがルールです。制限時間終了後、最も高いタワーが作れたチームが勝利となります。

なるべく高いタワーを作るという目標に向かって、作戦を練りながら共同作業をすることで、コミュニケーション力の向上が目指せるゲームです。

ペーパータワー

ペーパータワーは、A4用紙30枚を使ってタワーを作るゲームです。A4用紙以外の道具は一切使えず、チームで知恵を出し合いながらタワーを作ります。制限時間終了後、最も高いタワーが作れたチームが勝利です。

どうすればA4用紙のみで高いタワーを作れるのか、チーム内で相談し合うことでコミュニケーション力の向上が期待できます。

人狼ゲーム

人狼ゲームは、会話をしながら相手の心理を読み取るゲームです。

チーム内に一つのお題が渡され、そのお題について話し合います。ただし、一人だけ違うお題が渡され、その人が「人狼」となります。お互いに誰が人狼かわからない中、自分が人狼であることがバレずに会話をしていくことがポイントです。

人狼ゲームは、コミュニケーション力の向上だけでなく、観察力も身につくでしょう。

伝言ゲーム

伝言ゲームは、10人ほどのチームで次の人に伝言を伝えていき、最後の人まで正しい伝言を伝えられるかどうかを競うゲームです。チームビルディング研修で行う伝言ゲームでは、長い伝言内容にするのがおすすめです。

伝言ゲームを通して、伝言内容の何をメインとして伝えるかどうかや、伝える順番を学べます。

BBQゲーム

BBQゲームは、条件を設けてBBQを行うゲームです。

BBQの材料の上限金額や調理方法、調理するメニューの内容に条件を付け、どのグループが最も早く条件をクリアした上で調理を終えられるかを競い合います。

BBQはアウトドア研修としてもよく行われます。その中でも条件付きのゲームにすることでチーム内で役割分担をして連携をとることが必要です。

そのため、BBQを通して自然とコミュニケーション力向上につながります。

チームワークに活かせるゲーム

チームワークに活かせるおすすめゲームは、次の3つです。

●ロングタイムドミノ

●地図作りゲーム

●ブラインドスクエア

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ロングタイムドミノ

ロングタイムドミノは、100個〜200個のドミノを並べて一斉に倒し、最も長い時間ドミノが倒れたチームが勝利となるゲームです。

いかに長い時間ドミノを倒すかどうかチームで相談しながらドミノを並べるため、自然とチームワーク向上につながります。

また、複数回実施することで、PDCAサイクルも意識できるでしょう。

地図作りゲーム

地図作りゲームは、与えられた情報をもとに、チームで話し合いながら地図を作るゲームです。

目的地に行くまでの情報が書かれた紙がチームメンバーに2〜3枚ずつ配られ、その情報を元に地図を作ります。配られる紙の中には、地図作りに必要のない情報も混ざっているため注意が必要です。

チームで協力して地図を作ることでチームワーク向上が図れるほか、情報を整理して分析するスキルも身につけられます。

ブラインドスクエア

ブラインドスクエアは、リーダー以外のチームメンバーが目隠しをして1本のロープを持ち、リーダーの指示を聞きながらロープを綺麗な円状にするゲームです。

リーダーは、どうすればわかりやすく伝わるか、今の状況に合わせてどんな指示を出すのかなど、判断力や指示出しのスキルが身につきます。

チームメンバーは、指示を聞いて理解し、実際に行動するスキルが身につくでしょう。役割によって身につくスキルが異なるため、何度かリーダーを交代してやるのがおすすめです。

実務能力の向上に活かせるゲーム

実務能力の向上に活かせるゲームは、次の4つです。

●ロールプレイ

●ビブリオバトル

●働き方改革ゲーム

●十人十色ゲーム

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ロールプレイ

ロールプレイは、顧客設定を行ったうえで、それぞれの役職になりきってトラブルや交渉を乗り切るゲームです。

例えば、営業役と顧客役を設定し、営業役は顧客役の要望を満たした商品をプレゼンして契約を取ります。

ペアになってロールプレイをするほか、ほかのロールプレイを見て気づいた点を共有するのもおすすめです。実際の自分たちの役職に当てはめてロールプレイすることで、より早く実務に活かせるでしょう。

ビブリオバトル

ビブリオバトルは、参加者が面白いと思った本について5分間プレゼンするゲームです。

全員のプレゼン終了後、1番読みたいと思った本に投票をします。最も多く票が集まった人が勝利です。

プレゼン力、コミュニケーション力、トークスキルが身につくほか、ほかの参加者のプレゼンしていた本で自分にも役立つ本が見つかるかもしれません。

働き方改革ゲーム

働き方改革ゲームは、チームで会社経営を行い、いい会社を作ることを目指すゲームです。さまざまな施策を行うことで会社の業績や利益、予算が決まります。

また、いい会社を作ることだけでなく、個人的なビジョンも与えられるため、そのビジョンを達成するための行動もしなくてはなりません。いい会社を作ることと個人それぞれのビジョンを達成するため、チーム内で協力しながら会社経営に取り組んでいきます。

働き方について、改めて考えるきっかけとなるゲームです。

十人十色ゲーム

十人十色ゲームは、チーム内で回答者を一人選び、回答者にいくつかの質問をします。チームメンバーは、回答者の答えを当てるというゲームです。より正解数の多いチームの勝利となります。

回答者の答えを当てることで、相手の立場に立って物事を考える力が身につきます。

まとめ

チームビルディング研修でゲームを行うことで、参加者は研修を楽しみながらさまざまなスキルを身につけられます。

ゲーム内容によって、コミュニケーション力、チーム力、実務能力を養うことが可能です。チームビルディング研修で参加者にどんな力を身につけてほしいのかを考え、目的に合ったゲームを取り入れるとよいでしょう。

これからチームビルディング研修の実施を検討している方、ぜひ本記事で紹介したものを参考に、参加者のスキル向上を目指せるゲームを取り入れてみてください。

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