2024.08.02

企業研修

チームビルディング研修は何のためにやる?目的・メリット・導入事例まで徹底解説

チームメンバーの潜在能力を最大限に引き出し、組織全体の持続的な成長を促すには、戦略的な人材育成が欠かせません。その中でも、チームビルディング研修は極めて重要な役割を担います。

しかし、「なんとなく良さそう」といった漠然とした認識のままでは、期待する成果を得ることは難しいでしょう。

そこで本記事では、チームビルディング研修の目的やメリット、そして実施前に押さえておきたいポイントなどを詳しく解説します。

さらに、さまざまな形式のチームビルディング研修に対応可能なユニークなキャンプ場「CAMPiece」の魅力もあわせて紹介します。

チームビルディング研修とは?

チームビルディング研修とは、メンバー全員が共通のゴールを目指し、チーム全体の協力体制やコミュニケーションを強化することを目的とした研修です。

主な形式は4タイプ

チームビルディング研修には、主に以下の4つの形式があります。

1.ゲーム形式

2.アクティビティ形式

3.合宿形式

4.知識・ノウハウ形式

それぞれ解説します。

1.ゲーム形式

ゲーム形式の研修は、堅苦しさがなく、誰もが楽しみながらチームワークを学べるのが最大の魅力です。

ゲームを通じて活発な交流と信頼関係の構築が促進されるため、チーム内のコミュニケーション円滑化や、一体感の醸成といった効果が期待できます。

「従業員エンゲージメントを高めたい」「自律的なコミュニケーションを促したい」といった目的に最適なプログラムです。

2.アクティビティ形式

アクティビティ形式の研修は、身体を動かす体験を通じて、参加者のチームワーク、コミュニケーション、リーダーシップ、課題解決スキルを飛躍的に向上させます。

実践的な学びにより、チームで協力する価値を深く認識し、組織全体の生産性向上やエンゲージメント強化に貢献します。

仲間意識の醸成やチームの一体感向上をお考えの企業様に最適なプログラムです。

3.合宿形式

合宿形式の研修は、宿泊を伴う数日間の集中的な学びのスタイルが特徴です。参加者は日常業務から離れた環境で時間をかけて同じ目的に向かって過ごします。

共同生活を通して、普段は見えにくい相手の人柄や価値観に触れられるため、チームの一体感や強い仲間意識が生まれやすくなります。

「密なコミュニケーションを図りたい」「メンバー同士の結束力をより深めたい」という目的に最適なプログラムです。

4.知識やノウハウ形式

知識やノウハウの研修は、座学やワークショップを中心に構成されます。

チームビルディングに関する講義やディスカッションを通して、理論的な枠組みを実感を伴いながら学べます。

この形式では、経験だけに頼らず、科学的かつ実践的な知識を基盤にスキルを習得できるでしょう。「理論をしっかり理解したい」「業務に役立つ知識を体系的に学びたい」という目的に適したプログラムです。

なぜチームビルディング研修が必要なのか?

現代社会の目まぐるしい変化の中で企業が持続的に成長するには、個々の能力だけでは不十分であり、「チームの力」が不可欠なものになっています。

では、なぜ今、これほどまでにチームビルディング研修が組織にとって欠かせないものとなっているのでしょうか。

その理由を深く掘り下げていきましょう。

現代の組織が抱える課題

チームビルディング研修が求められる背景には、現代の組織が乗り越えるべき以下の4つの課題が挙げられます。

1.リモートワークで雑談や相談の機会が減った

2.多様性による価値観の違いから衝突が起きやすい

3.若手とベテランの間に心理的距離がある

4.社員のエンゲージメントが低下傾向にある

それぞれ見ていきましょう。

1.リモートワークで雑談や相談の機会が減った

リモートワークの浸透は、チーム内の雑談やちょっとした相談の機会を減少させました。オフィス内で自然に交わされていた会話も、リモート環境では意識的に時間を設けなければ生まれにくくなっています。

このような日常的なつながりの欠如は、チームの信頼感や一体感を損なう要因となりかねません。だからこそ今、改めてチームとしての結束力を高めるチームビルディング研修が求められています。

2.多様性による価値観の違いから衝突が起きやすい

現代の職場は、世代、性別、国籍、働き方など、多様な価値観を持つ人々が集まる場となりました。

これにより、考え方や仕事観の違いから意見の衝突が起きやすくなっています。お互いの背景や考え方を理解し、歩み寄るためには、深い対話と信頼関係が欠かせません。

チームビルディング研修は、このような価値観の違いを乗り越え、チームとしての一体感を育むための重要な機会となります。

3.若手とベテランの間に心理的距離がある

若手とベテランの間には、しばしば心理的な距離が存在します。世代の違いから、「声をかけづらい」「どう接して良いかわからない」と感じる人も多く、チーム内の連携を弱める原因となります。

この心理的な距離を縮め、立場や世代を超えてフラットな関係を築くには、信頼の土台づくりが欠かせません。チームビルディング研修は、お互いを理解し、安心して意見交換できる信頼関係を築くための第一歩となるでしょう。

4.社員のエンゲージメントが低下傾向にある

日々の業務に追われる中で、組織への帰属意識や仕事への主体性が薄れてきていると感じる社員は少なくありません。

特にリモートワークや業務の細分化が進む現代では、「自分の仕事の価値が分からない」「組織の一員としての実感が持てない」という声も聞かれます。

このような状況は、社員のモチベーションの低下に直結します。だからこそ、メンバー同士のつながりを強化し、各自の役割や存在意義を再認識できる場が必要です。

社員のエンゲージメントを高め、誰もが前向きに働ける組織を作るために、チームビルディング研修が強く求められています。

チームビルディング研修の目的

チームビルディング研修は、明確な目的意識を持って実施することで、組織に大きな成長をもたらします。

具体的には、以下のような4つの目的を達成するために行われます。

1.コミュニケーションの活性化

2.相互理解と信頼関係の構築

3.組織の方向性(ビジョン)の共有

4.生産性と業務効率の向上

それぞれ見ていきましょう。

1.コミュニケーションの活性化

1つ目は、コミュニケーションの活性化です。

同じチームに所属しているだけでは、お互いの個性や能力を全て理解できるとは限りません。

チーム内のコミュニケーションを活性化させることで、お互いの長所や短所、個性への理解が深まります。

2.相互理解と信頼関係の構築

2つ目は、メンバー同士の相互理解と信頼関係の構築です。

組織における相互理解とは、異なる部署や背景、考え方、価値観を持つメンバーが、お互いを深く理解し合うことを意味します。

こうした理解が深まることで信頼関係が築かれ、意見やアイデアの共有がしやすくなります。

3.組織の方向性(ビジョン)の共有

3つ目は、組織の方向性(ビジョン)の共有です。

経営者の思いや方向性を共有することで、チームとしての進むべき方向が明確になります。

その結果、社員一人ひとりが同じ意識を持ち、主体的に行動できるようになります。

4.生産性と業務効率の向上

4つ目は、生産性と業務効率の向上です。

チームビルディングがうまくいくと、メンバーそれぞれの役割が明確になります。

これにより、無駄な業務が減り、少ない人数でも最大の効果を上げられる体制が整います。

チームビルディング研修のメリット

チームビルディング研修を実施することで、組織は以下のようなメリットを得られます。

1.パフォーマンスの向上

2.主体性と責任感の醸成

3.モチベーションの向上

4.チームワークの強化

それぞれ解説します。

1.パフォーマンスの向上

チームビルディング研修は、チーム全体のパフォーマンス向上に直結します。

メンバー間のコミュニケーションが円滑になり、相互理解が深まることで、業務の連携がスムーズになります。

それぞれの強みを活かし、弱みを補い合うことで、個人だけでは達成できないような高い目標も、チームとして効率的に達成できるようになるでしょう。

2.主体性と責任感の醸成

研修を通して、メンバーはチームの一員としての主体性と責任感を強く意識するようになります。

共通の目標に向かって協力し、自分たちの役割を果たす過程で、「自分たちがこのチームを動かしている」という意識が芽生えます。

これにより、与えられた業務をこなすだけでなく、自ら考え、行動する姿勢が育まれます。

3.モチベーションの向上

チーム内での良好な人間関係や、目標達成への貢献実感は、社員のモチベーション向上に大きく貢献します。

研修で築かれた信頼関係や一体感は、日々の業務におけるストレスを軽減し、互いに支え合いながら前向きに取り組める環境を作り出します。

自分の貢献がチームの成功につながることを実感することで、仕事への意欲がさらに高まるでしょう。

4.チームワークの強化

チームビルディング研修の本質は、チームワークの強化にあります。

研修で体験する協力型の活動や議論は、メンバー間の協調性を高め、助け合う文化を育みます。

お互いの意見を尊重し、前向きな議論が交わされることで、課題発生時もチームが一丸となって解決にあたり、一層強固な組織へと成長するでしょう。

実施前に押さえておきたいポイント

チームをより強く、そして成長させていくためにも、研修を実施する前に以下の3つのポイントをしっかり確認しておきましょう。

1.研修の目的を明確にする

2.個々の役割や責任を明確にする

3.研修実施に向けて万全の準備を整える

それぞれのポイントについて、詳しく解説します。

1.研修の目的を明確にする

研修を実施する前に、「何のために研修を行うのか」という目的を明確にしておきましょう。

目的がはっきりしていれば、参加者は「なぜ研修を受けるのか」「何を得られるのか」を理解でき、意欲や集中力が格段に高まります。

これにより、研修効果を最大限に引き出すことが可能になり、得られる学びも深まるでしょう。

2.個々の役割や責任を明確にする

チームビルディング研修においては、個々の役割と責任を明確にしましょう。

個々の役割や責任が明確になることで、メンバー間の連携がスムーズになり、無駄な混乱や衝突を防ぐことができます。

また、参加者一人ひとりが自分に求められている役割を深く理解できるため、主体的に行動しやすくなるというメリットもあります。

3.研修実施に向けて万全の準備を整える

研修の効果を最大限に引き出すために、会場の手配、必要な備品や資料の準備、タイムスケジュールの綿密な作成といった事前準備を万全に整えておきましょう。

事前にしっかりと準備を行うことで、研修当日の進行がスムーズになり、予期せぬトラブルのリスクを大幅に減らせます。

その結果、参加者は研修に集中でき、研修の目的達成に向けた効果を最大限に引き出すことができるでしょう。

自社開催とイベント会社どちらが適している?

チームビルディング研修の準備を進める中で、自社で開催するか、それとも外部のイベント会社に依頼するかは、検討すべき重要なポイントです。

どちらの選択肢にも異なるメリットがあるため、自社の目的や現在の体制に最も適した方法を選ぶことが、研修を成功させるカギとなります。

それぞれのメリットを見ていきましょう。

企画ができるならコストを抑えられる自社がおすすめ

社内にチームビルディング研修の企画力と運営リソースが十分に備わっているのであれば、自社開催がおすすめです。外部に依頼するよりも大幅に費用を抑えられます。

自社で計画から運営まで行う際は、研修の目的、参加人数、そして予算をしっかりと把握した上で、最適なプログラムを具体的に企画していきましょう。

クオリティや業務効率を重視するならイベント会社

クオリティと業務効率を優先するなら、専門のイベント会社への依頼を検討しましょう。

チームビルディング研修の準備を進める中で、企画や運営においてさまざまな課題に直面することは少なくありません。

しかし、イベント会社は企業のニーズに合った最適なプログラムを提案できる豊富な経験とノウハウを持っているため、研修準備の負担を大きく軽減してくれるでしょう。

高い成果を効率的に得たいのであれば、イベント会社のサポートを検討してみる価値は十分にあります。

実例紹介:CAMPieceでのアウトドア型チームビルディング

チームビルディング研修をより記憶に残り、効果的なものにしたいなら、「CAMPiece」でのアウトドア型チームビルディングがおすすめです。

CAMPieceは、廃校というユニークな場所を最大限に活用したキャンプ場です。校舎や広大なグラウンド、体育館など、誰もが子ども時代を思い出すような懐かしい環境が、チームビルディングに最適な非日常空間を提供します。

CAMPieceでの研修が特別な体験となる主な特徴は以下の4つです。

1.学校施設を活用した非日常空間

2.多様なアクティビティに対応

3.ワーケーション・合宿にも最適

4.運営は「運動会屋」がトータルサポート

それぞれ見ていきましょう。

1.学校施設を活用した非日常空間

慣れ親しんだオフィスを離れ、学び舎の面影が残る懐かしい空間で研修を行うことは、参加者の気分転換を促し、新たな視点や創造性を引き出す絶好の機会となります。

懐かしさが心の距離を縮め、チームの一体感を自然に育むでしょう。

2.多様なアクティビティに対応

広々とした体育館やグラウンドは、本格的なチームビルディング研修はもちろん、運動会のようなスポーツイベントにも最適です。

玉入れや綱引きといった必要な運動用具も完備しているので、手軽に体を動かせます。屋内外を問わず、身体を使った研修やレクリエーションを存分に楽しめるでしょう。

3.ワーケーション・合宿にも最適

テント施設やキャンプファイヤー、バーベキューといった本格的なキャンプ体験ができるのも、CAMPieceの大きな魅力です。

普段のオフィスとは異なる非日常的な環境は、宿泊を伴う合宿型の研修やイベントにも最適です。心身ともにリフレッシュしながら、ワーケーションや合宿を通してチームの絆を深めることができるでしょう。

4.運営は「運動会屋」がトータルサポート

CAMPieceの運営は、イベント運営のプロフェッショナルである「運動会屋」が担当しています。

イベント運営のプロと連携することで、非日常空間での体験もスムーズに楽しめるだけでなく、企画から当日の進行まで、準備や運営の負担が大幅に軽減されます。

これにより、参加者はもちろん、主催者側もチームビルディング研修に心置きなく集中できるでしょう。

導入企業の声

CAMPieceでチームビルディング研修を開催された企業様からは、以下のようなご好評の声をいただいています。

●「普段はあまり表に出てこないパーソナリティーを深堀する内容があったことで、よりメンバー間の理解度が深まった」

●「キャンプを通じて関係性が深まり、心理的安全性の向上に繋がった」

他にも、「チームのコミュニケーションが活性化された」「結束力が高まった」「次回もまたCAMPieceで研修を行いたい」など、多くの企業様からご満足の声が寄せられており、CAMPieceでのチームビルディング研修がチームにもたらす確かな効果を実感していただけています。

まとめ

チームビルディング研修の目的や得られるメリット、そして研修施設として注目されているCAMPieceの魅力について解説しました。

チームビルディング研修は、単なるイベントではなく、組織力を高めるための重要な人材育成施策です。そのため、効果的な研修を実現するためには、研修開催前に目的を明確化し、最適なプログラムを企画するのがポイントになります。

さらに、CAMPieceのような非日常的な環境を利用することで、参加者の意欲を最大限に引き出し、チーム全体に新たな活力を与えることができるでしょう。

これからチームビルディング研修の実施を検討している方は、ぜひ今回の内容を参考にしてください。

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